DROAS

「DROASobi~どろのふしぎ体験プログラム~」ムービー 環境省主催 環境教育・ESD実践動画100選に選定

2024.12.05

クレイビューティーブランド【DROAS(ドロアス)】は、泥とのふれあいを通じたウェルビーイングに貢献するプロジェクトとして2024年8月24日(土)に「DROASobi~どろのふしぎ体験プログラム~」を実施しました。この度同イベントの動画が環境省主催の「令和6年度環境教育・ESD実践動画100選」に選定されましたことをお知らせします。12月1日(日)には、授与式が行われました。


授与式の様子

12月1日(日)には環境教育・ESD実践動画100選の認定書授与式が行われました。

環境教育・ESD実践動画100選とは、持続可能な社会を実現するために現場で実践する方や学ぶ方のヒントになるよう、環境省が環境教育・ESDの実践の優良事例の動画を公募・選定し、優良事例のショーケースとして広く発信するものです。


■ 審査員コメント
泥を切り口にした環境教育プログラムは目新しく、面白いと感じました。楽しみながら自分たちの 生活と自然とのつながりについて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

「DROASobi~どろのふしぎ体験プログラム~」について

幼少期における泥あそびには五感を刺激するだけでなく、自然体験を通した知識の獲得と自然の理解を通して、「自己肯定感」「主体性」「コミュニケーション能力」の向上といった教育効果が期待されます。 そこで自然体験を通して子どもたちのウェルビーイングを育むきっかけづくりとして、本プログラムを実施する運びとなりました。

「DROASobi~どろのふしぎ体験プログラム~」は、泥だんごによる幼児保育を含めた環境教育に注力する島根大学教育学部の松本一郎教授、子ども向け体験機会活動の企画・実施のノウハウを持つ特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール監修・協働のもと、2024年8月24日(土)に川崎市中原区で地域の子どもたちと実施しました。講話やクイズ形式で生活に身近な泥を知るところから、泥だんごづくりまで五感を使って泥にふれあい、自分なりの工夫をして泥だんごをつくることや、互いに誉めあうこと、自然を理解することなど全体の体験を通して、子どもたちのウェルビーイング向上に貢献します。


DROASobi(ドロアソビ)について


何億年も前から人の歴史と共にあった泥。DROASはその魅力や機能を伝えるべく、「泥の恵みで、明日の美しさを育む。」をコンセプトに、ビューティーケア商品を発売してまいりました。I-neでは、ミッション「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness:私たちは、“美しく革新的な方法”で、“幸せの連鎖”があふれる社会の実現に、挑戦し続けます。」のもと、商品を通じて、購入いただいた人はもちろん、その周りの人にも幸せの体験を届けていくことをめざしています。
DROASでは、クレイビューティーブランドとしてお客様の生活をより良くする価値提供に加え、今後は泥の力を美容以外でも追及し、さらにお客様の幸せの連鎖をつくり広げていきたいという想いから、泥とのふれあいを通じたウェルビーイングに貢献する自然体験プロジェクト「DROASobi(ドロアソビ)」が誕生しました。

環境教育の第一人者 島根大学 松本一郎 教授のコメント

DROASは「DROASobi~どろのふしぎ体験プログラム~」を監修いただいた島根大学の松本一郎教授と「泥の機能や環境教育」について対談を実施しました。教授のコメントを一部紹介します。

『環境教育では、実際に泥に触れ、泥が生態系の基盤であると理解することが重要』

泥は石が細かく砕かれたもので有機物が混ざっています。その泥と水によって様々な植物や動物が育つ環境が生まれており、いわば泥は生き物のベースになっていると言えます。泥にはさまざま種類があり、例えば畑の土を元気に、汚染された土を浄化することもできます。種類にもよりますが、細かな粒の表面に小さい穴がたくさんあいている泥は、その性質から匂いや特定の成分を選択的に吸着するといった特徴もあります。

泥を使った環境教育においては「泥に触れる」ということが基本になってきます。幼稚園や保育園で子どもたちは、土を触ったり泥だんごを作ったりする機会があると思います。実際に泥の誕生背景や役割を学ぶ体験を伴って手で触れることで、動物が植物を食べ植物を育む泥があるといったように生態系の基盤であることを理解し、ありがたさの実感につながります。
これから成長していく子どもにおいては、その要素を泥だんごづくりなど遊びの中で学ぶことで、自然との一体感を得ることにつながり、豊かな人間性の獲得が期待できます。

監修者・パートナープロフィール

<松本一郎(まつもといちろう)教授(島根大学)>

1991年島根大学大学院を修了後、東京の民間企業にて国策としての地球資源・環境問題についての調査・研究に携わる。1996年金沢大学にて地球のマントル研究で博士(理学)の学位を取得。2001年より同職。SDGs /ESDを中心とした環境教育・防災減災教育・理科教育を柱に、地球科学分野の専門研究を行う。実践教育としてSDGs/ESD、ジオパーク/野外学習、天体学習(i-CAN, Wel-CAM)、防災/減災教育とその啓発活動に尽力。高等学校のSSH活動をはじめ、科学館や自然館などへの運営や教育支援、幼稚園などでの泥だんご保育(幼児教育)にも力を入れている。また、SDGs担当の学長補佐、大学生協中国・四国事業連合の理事長、ならびに、認定NPO法人 自然再生センターの理事長を兼任している。